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2021年05月

施設に入りたいです!って手を挙げても・・・入れるんかーい?

「よし!介護施設にはいるぞ~」

って意思を示してお金さえ払えば

部屋が空いていれば誰でも入れると思っていたの

今まで見学に行ったところは

みんなそんな感じだったし

アキコ氏が見学に行った

施設もそうだった



いや そうだと思っていた 

実際の説明の時には

そんな話

一切なかったからだ



・・・そんな話ってどんな話よ?というと

入居するための審査がある

という事



いわゆる幼稚園の「お受験」みたいなものかしら


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いくらお金を持っていても

施設の輪を乱すような人はだめだし


いくらニコニコしたいい人で

みんなとうまくやっていけても

途中で支払いが滞納したり

身元引受がしっかりしていない人は困る


という感じに取れるような「試験」だったわ

㊟ もちろん実際の試験はありません




医師による健康診断を受け

共同生活に差し障りのあるような

感染症などにかかっていないか?

等を細かくチェックした書類も

提出しなくてはならない


このためにまたまた母アキコ氏を

病院まで連れて行ったり

忙しい



そして本人の人物審査のために

施設長と

施設側のケアマネージャーさんと

現場介護職員の長の人


の3人がアキコ氏の自宅にまで

やってくることになった



アキコ氏の認知症やばいかも・・・

ぶち切れたりしないかしら・・・



緊張しながらその

「面接の日」

を迎えた


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施設見学はまるで転校生のようだ

カテゴリ:
何とか母アキコ氏を伴っての

施設の見学にまでこぎつけた



突然のお願いだったので

「コーディネーターさん」という

営業の人は立ち会えなかったが 

施設の人は 忙しいであろう中 

親切に対応してくれた




アキコ氏はほぼ言葉を発することなく

説明を聞き あたりを見回している


そこは比較的介護度が低い人から

それこそ個室で一日を過ごすような人までいる



認知症に関しても症状の重い人から

ほぼ症状のない人まで様々な人がいるという事だった



リビングにいる人たちは 

「ん?こいつは新入りか?」という感じで

ババ子達一行を

じろりと見ている



そのねっとり絡みつくような視線を感じながら

努めて明るく

「こんにちは~お邪魔いたします」

なんて挨拶してみるが

入居者からの返事は・・・  ない

もちろん職員の人たちは
みなさん感じよく挨拶されるのよ




どこの高齢者施設に訪問しても

この不躾な視線は必ず浴びる



大体のご老人は 

こうやってじろじろ見ることが

相手に失礼とか思う機能が

衰えてきているのだと思う

本能的に

「こいつらは危なくないか?」

「どんな奴だ?」

と様子をうかがっているのだろうか



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引っ越して誰も知り合いのいない

学校への転入生みたいな感じで

これは年をとってからはきついだろうな

と思わず自分の老後に重ね合わせてしまうわ


それともその頃には 自分も感性が鈍って

どうってことなくなっているかな



images (1)





それにしてもアキコ氏の表情からは

そこが気に入ったとも

全く受け付けないとも 

読み取ることが

難しかった



しかし気難しいアキコ氏が 

あれこれ愚痴と文句を

言いまくらないところから 

まずまずの

合格点であったのではないか?

という感触を得た


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昭和の人は長男教?

カテゴリ:
「そうやな」

とアキコ氏が一言つぶやいたのを

施設の見学に行ってもいい

と答えた ととらえた兄は

すぐにババ子に以前見学した施設に電話して

今からもう一度本人を連れて行って

見学できないか聞くように指示した

んなチャンス

もちろん指示されなくても聞くわよ


夕食準備の前の忙しい時間帯に

差し掛かろうかとしているのに

施設の方ごめんなさい



施設に直接ではなく

「コーディネーター」さんという

営業の人に電話をかけると


それならすぐに対応します

という話だったが

あいにく 前回見てもらった施設は

今現在空きがないが

別の場所なら空いているお部屋がありますとのこと

やはりケアマネさんの言った通り
「ちょうどいい所」はどこも満室なのだ


その施設はチェーン店のような感じで

十数件ぐらいは施設を経営している


今から見学する施設は

立地上 月に数千円ほど高くなるが

内部やシステムや規模はほぼ同じとのこと

場所はアキコ氏の家から車で10分ほど


よし、行くぞ!

連れ出して施設へ向かった


48522450



それにしても

やはり母親って

長男が一番大事なのかしらね

常に兄の悪口をババ子には言うくせに

最終的には兄の言う事には

いつも従うのよ



ババ子の見立てでは

なんだかんだ言ってもアキコ氏は兄の事が好きで

優しくしてほしい

なのに兄ときたら

全くアキコ氏の事を振り向かないので

アキコ氏は悔しくて拗ねて

悪口を言ってるとしか思えないわ



でもこれが正解

兄がマザコンで母アキコ氏を

バッサリ切っていなかったら

よめ美ちゃん(兄嫁)と兄は

とっくに離婚しているわね(*^_^*)



わが親ながら あの人が姑なら

たまらん!



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アキコ氏施設の見学へ行く⁉

カテゴリ:
再びアキコ氏の家に到着

再び兄の説得が繰り返され

いくら自分で全てやっていると言っても実際は

そうではないのだから

施設に入ってもらわないと

家族全員の生活が立ち行かない

というところまで話が再びたどり着いた

もうこの時点でババ子の神経は
すり減ってくたくたよ
「あんたも言いたいことあるんだったら
黙っとらんとなにか言いいや」
とアキコ氏にすごまれるし



そしてアキコ氏は

「あんな鉄格子のはまったところに

私を放り込むのか?」

・・・?え?


「あんな鍵のかかった鉄格子の云々」

どうやらアキコ氏の脳内では

高齢者介護施設は刑務所の独房か

かなり重症の隔離病棟みたいなイメージのまま

80年以上過ぎているらしい



そうかもしれない 

施設ってものを知らないのだから


アキコ氏の両親 義両親 
おじおば 
姉妹 その配偶者

誰も身近な人が施設に入った事実がないのだ

いや 遠い親戚や近所の○○さんが入ったよ

という話は聞いても

会いに行くことはない





全く「介護」というものに関わらず

自分自身は生きて来られた


介護が必要になる前に亡くなったり 

必要な介護は誰かがしてくれていたのだ

(夫の看病はあったが)

まあ ある意味恵まれていたのかもしれない



ババ子は夫の母が 

高齢者施設に数年前に入居しているし

見学したところはみんな小ぎれいな個室だ

大体だが「こんな感じ」と掴めているから

アキコ氏が持ち出したイメージに驚くと同時に

世間の人の介護施設への認識って

まだこんなものなのかな?

と思った



つい最近高級施設に近所の○○さんが入ったとか
○○さん東京から来た息子さん連れていかれて
あちらで施設に入ったらしい
とか話していたのに
こんな牢屋をイメージしてるの?
わからん・・・


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それを聞いて兄は

「そんなの全然違うしとにかく一度

どんなところか見に行かないか?」

施設に入れば温泉みたいな広いお風呂があり

食事の心配もしなくて済む

温かいものが三度三度出てくるし

趣味で書道だの体操だのしたければできる

何よりしゃべる相手がいるのだから

孤独にならずに済む

とメリットばかりをたたみかけて 

しつこく誘導 説得した




するとなんとアキコ氏が

「そうやな」

とつぶやいたのだ


すかさず兄は
「よし!今から行こう」と張り切って

私に目星をつけていた施設に連絡するように言った 

「え?今から?」

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兄は説得をあきらめない

カテゴリ:
「帰って」

とアキコ氏に言われていったんは出たものの

兄はこのまま引き下がれないという



「ズルズル引きのばしたってまたこの一週間

誰かが食事を持ってきて通う 

ということをしなくてはしなくては

ならない

このままではなんの解決にもならない」


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そして過去に認知症で徘徊していたおじいさんが

家族が目を離したすきに線路に入って

お亡くなりになったうえ 

家族にも多額の賠償責任が求められた事件などを

出してきた
結局損害賠償責任はは裁判で否定されたとは言うものの

そんなことでも引き起こしたら 

いくら面倒見てました

と言っても

「しょうがないですね」

ではすまないだろう

等ということも話した

そうだ 家族であるがゆえに

あらゆる場面を想定しなくては

ならないのだ



変な話
体の自由がきくがゆえに

何をしでかすかわからない

恐ろしさは常にあった


そうでなくてもこの頃のアキコ氏は

明らかに他人様に迷惑をかけていた



しでかしたことはわかっても

相手がわからず謝罪に行けなかったこともある




合理的でドライでマザコンでない

兄の言うことはもっともだ




「オレもそうしょっちゅう来られないし

今日中にとりあえず話はつけて帰る!」

といって何の作戦も立てずに

再びアキコ氏の家へ二人で向かった

いや 話してもあっちは覚えてない可能性の方が高いのよ(;´Д`)




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